おそらく人生最大の正しい選択 [雑談]
仕事の気分転換に、エロいビデオを見ようか風呂に入ろうか迷った挙句、
風呂に入る方をチョイスして4時半ごろから風呂洗いを始めた。
湯張りボタンを押して10数分。
安っぽい電子メロディーとともに
「オ風呂ガ沸キマシタ」
の女性の声。
いやいや。
うちは夜間電力でタンクにお湯をためるタイプの給湯器だから、
厳密には沸かしてねえだろ!
などと思いつつ椅子から立ち上がろうとすると、
などと思いつつ椅子から立ち上がろうとすると、
「とっと~~~~~~~!」
と、長女が仕事部屋へ駆け込んできた。
「一緒にお風呂入りたい~!」
ああいいよと言いかけて、強烈な違和感を覚えた。
………。
まだ4時50分じゃん!
なんで起きてんだお前!
「なんかね、目が覚めちゃったの」
よく話を聞くと、今日は日曜授業があるらしい。
いわゆる遠足の日の朝、テンション上がって早起きしてしまうあれか。
(ちなみに次女は、間違いなく前日に眠れなくて寝坊するタイプである)
「そうか、じゃあ一緒に入ろう。朝シャンだ」
「朝シャンって何?」
説明するのが面倒くさかったので、無言で洗面所へ向かった。
いつも子供と風呂に入る時は姉妹ワンセットなので、
髪を洗えだの背中が洗えてないだの、
風呂時間のほとんどを子供への「指令」で終えてしまう。
これはゆっくり会話をするチャンスだな。
とりあえず二人して狭い湯船に浸かった。
向かい合ってまず
『何を話そうか…』
いろいろ頭を巡らせたが、なんかあらたまると照れ臭くて思い浮かばない。
「そ…そうそう!こないだ書いてくれた手紙!
とっとの友達がいっぱい褒めてくれたぞ!」
とっとの友達がいっぱい褒めてくれたぞ!」
「知ってる。母ちゃんから聞いたよ」
「あ、あ、ありがとな」
…なんだこれ!
実の娘にちゃんと向き合えないダメ親か!
まあそれでも、交代で頭洗ったり体洗ったりしているうちに小一時間。
なんかすごくすごく貴重な時間を、娘から貰った気がした。
風呂から上がり、着替えて仕事部屋に戻ってきてふと思った。
「…エロビデオの方チョイスしてなくてよかった…!」
今日も一日がんばるぞ。
うん。